今期も新しくアニメが始まったわけですが、ぼんやりとアニメを見ていると気になるタイトルが・・・
ハオライナーズ・・・?
これってなんだろなーと思って調べてみると、なんと中国のアニメーションでした!
しかもアニメのタイトルはハオライナーズではなくBloodivorsの方だったという・・・笑
録画したら頭にハオライナーズってついていたのでこれがタイトルかと思ってしまいました・・・
いったい、ハオライナーズってなによ!
と思ったので、ちょっと調べてみました!
ハオライナーズって・・・?
調べたところ、どうやらハオライナーズとは中国のアニメーションブランドのようですね!
上海绘界文化传播有限公司なる会社がこのブランドでアニメを製作しているようです。
HAOLINERS(ハオライナーズ)は中国のネット配信においてアニメ供給の約80%を占めるようで、実に巨大なアニメ制作組織といえますねー
言ってみれば、中国におけるハオライナーズは、アメリカでのピクサー的な感じでしょうか?
いや、ちょっと違いますかね 笑
まーなんにせよ、大きなアニメーション制作集団であることは間違いないですねー
ちなみに、日本では絵梦という子会社を設立し、ゴンゾの創業者である村濱章司さんを執行役員に迎えるなど、日本のアニメ技術を積極的に取り入れようとしているようです。
さらに、絵梦は「台風のノルダ」や「虐殺器官」などを制作しているツインエンジンと長期的なパートナーシップを結び、日本のアニメ制作に今後は積極的に関わっていくようですねー
うーん、ついに始まりましたかね、中国のアニメ侵略が!
中国のアニメ侵略
前から来るかなーと思っていた中国のアニメ侵略、もう近くまで迫っているのかもしれませんね・・・
まぁ、どうしてこう考えていたかというと、日本のアニメの制作体制に理由があるのです。
実は現在、動画作業は、ほとんど中国に投げている現状があります。
動画にクレジットされているところは、日本の会社じゃん!
と思うかもしれませんが、日本の会社は動画作業を制作会社から受注するだけで、実際の作業は中国の方がやっているだけなのですねー
つまり、日本の会社は仲介業者的な感じで、作業はやっていないというわけなのです。
もちろん、中にはちゃんと日本で作業しているところもありますよ!
でも、ほとんどの会社がただ中国に投げているだけの会社のようなのです。
なぜそんなに中国に投げるのかというと、単価が安いのと、とてもスピードが速いからだそうです。
スピードの速さは、アニメ制作においてとても大切なのですね。
なぜならスケジュールがいっぱいいっぱいだからです。
1クールであれだけの本数を放送するんですから、それはスケジュールもぱんぱんになりますよねぇ・・・
原画と原画の間の動きを作成する動画作業は、アニメ制作のなかでもとても時間がかかる作業にもかかわらず、原画よりも技術が要らない作業なので、中国に投げてしまえ!ってことみたいですね。
もちろん、いいことばかりではありません。
スピードが速く、安いですが、残念ながらクオリティは落ちてしまうというデメリットがあります。
なので、簡単な動画、動きの少ない動画は中国に投げて、難しいところは日本でやろうというようなことも多々あるようですねー
ちなみに、スピードが速いのは技量の問題ではなくて、ただ単に人数の差のようです。
リソースが圧倒的に違うのですね。
日本ではアニメーター、特に動画は薄給で激務、ブラック!と有名ですが、どうして中国ではこんなに人が集まるのかというと、中国の中では比較的お給料のいいお仕事だからなんだそうです。
お金は大事ですからねぇ・・・
いまは中国の物価が上がったのでそうでもなくなったようですが、一昔前はそれはそれはいいお仕事だったみたいですよ!
とまぁ、ちょっと話が脱線しましたが、つまりはこんな感じで中国は日本のアニメに関わってるよ、というか支えてるよ!って事実があるわけなのです。
そりゃ、作ってて思いますよね、自分たちで一から作ろうって。
日本のアニメーションの技術は自然と作業するうちに中国にたまっていくわけですからねー
こうやって中国がアニメ制作に乗り出すのは、実に自然だと言わざるを得ませんね!
実際にアニメを見てみたけど・・・
いやー、実際にアニメを見ていて思ったんですが、やはり日本のアニメのクオリティはすさまじいですねー
日本のアニメはよく動きますし、全体的にやっぱり変な動きもないですよねー
背景もきれいですし、中心点から外れているところにも気が配られていて美しいなぁと感じました。
それと比べると中国のアニメはやっぱり、まだまだだなぁと思いましたね・・・
動きもそうですが、背景や描写など、まだまだ技術は日本のものに比べるとやはり稚拙ですね。
でも、そんな日本のアニメも動画作業は中国の方が作業していると思えば、中国のアニメのクオリティが日本に近づいてくるのも、そう遠くはないのではないかと思わざるを得ないのです!
これからに期待ですね!
まとめ
とまぁ、色々とここまで書いてはきましたが、何が言いたかったかというと、
日本のアニメの技術半端ない・・・!
ってことです。
中国のアニメを見て、改めて気づかせてくれましたね、感謝です。
最近多くの分野で技術の流出うんぬんが問題になっていますね。
何事もそうですが、目先の利益にとらわれず、何が大切かを考えて行動していきたいものです。
他のアニメ記事も書いてますので、よかったら→ アニメに関する記事はこちらから
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