今日も素晴らしいニュースを見てしまいました。
何でも、世界初、人影で個人を特定する技術の開発に成功したんだそう。
しかも、開発したのは日本人!!
米航空宇宙局(NASA)の研究技術者で九州大大学院客員准教授の岩下友美さん(37)!!
なんとも嬉しい限りですね!!
どんな技術かというと・・・
今回の技術は影から個人を特定するものですが、影から直接個人を特定するのではなく、影から個人の動きを特定し、その動きから個人を特定するというものなんだそう。
影そのものから導き出すわけではなくて、ワンクッションはさむというわけです。
つまり、この考え方は個人の動きを特定する「歩容認証」という考え方が前提にあるそうな。
以前より、歩き方は個人個人で異なることから、歩く姿で個人を特定する「歩容認証」という技術が世界各国で研究されていたんですが、顔が見えなくても個人を特定できるというメリットがある一方、歩く姿をはっきりと捉えられなかった場合、カメラの位置によっては判断が難しくなるという欠点があったそう。
今回の実験では、高さ約30メートルのビルから20人全員の識別に成功したんだそうです、すごい。
この方法を用いると、従来よりもはるかに効率よく個人の特定をすることができるそうで、よりいっそうの防犯につながるとのことでした。
すごいですねぇ・・・
プライバシーの問題も従来のカメラと変わらないとのことで、そんなに問題ではないんだそうな。
ははー、なるほどなるほど。
この技術が完成すれば犯罪への抑止力となることは間違いなさそうです。
でも・・・
やっぱりプライバシー気になるなぁ
今回の研究で、プライバシーはそんなに従来と変わらないと言っていますが、果たしてそうでしょうか。
たしかにカメラの台数は変わらないかもしれませんが、個人を特定するという点から見れば、確実にプライバシーは少なくなっていると言えるでしょう。
カメラの台数の問題ではなくて、どれだけ特定できるか、されてしまうかってのがプライバシーの問題ですよね。
今までは特定されなかったものが特定されてしまう。
特定するものが増えれば増えるほど、その人に関する情報のパーツは埋まっていって、その人のプライバシーは少なくなっていきます。
たしかに管理をすればセキュリティも向上しますし、快適な暮らしが実現するのかもしれませんが、ずっと見られてるってのは気持ちのいいものではありませんよね、たとえそれに悪意がなかったとしても。
私は素人なので詳しいことはわかりませんが、プライバシーってのは難しいなーと思います。
どこまで管理をするのか、その線引きは難しいですよね。
今回の研究は素晴らしいと思いますし、是非導入してもらいたいと思いますが、プライバシーについての言及はすこし気になってしまいましたねー
きちんと説明をするべきだと思いました。
まとめ
まー色々と書いてきましたが、結局何が言いたかったかというと
プライバシーは複雑
ってことです。
何を持ってプライバシーというのかもあいまいなところですし、どこまでが守るべきものなのかも難しいところです。
なんでもかんでもプライバシーといって逃げるのではなくて、きちんと考えていかなくてはいけないなと思いましたね。
これからのテクノロジーの進化を考えると、差し迫った問題のように思います。
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