amazonの慈善活動のニュースを読んでいたとき、思ったんです。
慈善事業とボランティアって、同じニュアンスだけど、なんか違うイメージあるなーと。
意味的には近いけど、イコールではないよなーと思ったんで、本当のところどうなのか、ちょっと調べてみました!
慈善事業とは
慈善事業とは英語にすると「Philanthropy」(フィランソロピー)となります。
「Philanthropy」(フィランソロピー)とは、「人類愛」や「博愛」という意味なので、慈善事業の根本には「人類愛」や「博愛」という考え方が基本としてあるわけですね。
なので、慈善活動とは「人類愛」や「博愛」に基づいて、人々の「well being」(幸福、健康、等)を改善することを目的とした活動、というわけです。
活動には、時間、労力、金銭、物品などをささげる行為も入るので、必ずしも実際に自分が体を動かす必要はありません。
人々の「well being」(幸福、健康、等)を改善することを目的とした、利他的・奉仕的な活動全般を指すというわけです。
一般的な形としては、特定の事業に対して、長期スパンで労力や資金を支援する、建設的な活動のことを指したりします。
ボランティアとは
ボランティアの語源は「志願兵」から来ていて、意味としては、自発的な、という意味です。
なので、ボランティアの根本には、自発的、無償、利他的、というものがあります。
利他的ってのは読んで字のごとく、他人の利益になる、ということです。
基本的な対価は自身の労働力であり、金銭や物品を提供することはないようです。
一般的なボランティアの活動としては、災害時のお手伝いに代表されるように、有事の際に瞬間的に行われるものが多いようですね。
慈善事業とボランティアの違い
さて、それぞれ簡単に違いをまとめると・・・
慈善活動 | ボランティア | |
根本 | 人類愛 | 自発性 |
対価 | 何でも | 労働力 |
規模 | 大 | 小 |
継続性 | あり | なし |
このような感じでしょうか。
どちらも似たようなイメージを持ちがちですが、結構違いますね。
根本から違いますからね。
どちらもいいところ、悪いところありますが、社会への影響力が大きいのは間違いなく慈善事業でしょう。
考え方、経済力、取り組み方、すべてにおいて規模が違うからです。
なるほどなーと思ったのでした。
私は慈善事業派
ここからは私の意見です。
私は、慈善事業の方が好きです。
なぜなら、ボランティアよりも慈善事業の方が社会の役に立っていると思うからです。
たとえば、震災があったときに後片付けのお手伝いにボランティアで行くってパターン、よくありますよね。
その話を聞くとき、私はいつも思うんです。
素人が行って、いったい何ができるのかな、と。
重機を持っている個人はかなり少ないでしょう。
「重機が入れないところを片付けに行くんだ。」
組織力のない、訓練もしていない素人に、そんなことが可能なのでしょうか。
それよりも、普段から何かあったときのために、必要なものを揃え、人を集め、訓練をし、組織だった行動できるように準備しておいた方が、いいと思いませんか?
そちらの方が社会の役に立つ行動ができると思いませんか?
だから、私は慈善事業の方が好きです。
まとめ
まー色々と書いてきましたが、結局何が言いたかったかというと、
先を考えよう
ってことです。
慈善事業とボランティア、どちらの方が先々社会の役に立つかは明白です。
しかし、慈善事業はとてもハードルが高いです。
なぜなら、対価が大きいからです。
お金も時間も労力もかかります。
お金もかからず、手軽に参加できるボランティアとは雲泥の差です。
そこがあるので、安易にボランティアに走ってしまいがちですが、そうではなくて、本質的なところを考えていきたいところです。
しっかりと考えて行動したいものですね。
コメント
以前から気になっていたのですが、うまくまとめられていて勉強になりました。僕も慈善活動をしているつもりなんで納得出来ました。「ボランティアなんだから・・・」と言って責任は取らない、関係ないと言う方がおられるのを見て頭に来る時があります。自分が好きで参加しているのにおかしいと思うのですが?全ては自己責任ですよねぇ。