農林水産省・水産庁が、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を活用した魚介類の選別システム開発に乗り出すそうです。
つまり、これまでベテランの目利きに頼っていた作業を、すべて自動化・標準化しよう、ということですね。
素晴らしいじゃないですか。
魚介類選別システム
農林水産省・水産庁は2018年度に、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を活用した魚介類の選別・加工システム開発に乗り出す。漁港で水揚げされるサバやタイなどの魚から必要な魚種の魚を選び出し、大きさや色合い、脂ののりなどの品質に応じて分類する。現在これらの作業の多くは人手で行っているが、AIやICTの活用で標準化と省人化を図る。扱った魚のデータ蓄積を資源管理にも役立てる考え。20年度までの3年間で実用化を目指す。
(引用:株式会社日刊工業新聞社・ニューススイッチ)
詳細は引用元のニューススイッチでご覧くださいな。
素晴らしいですよね。
俗人化していただけでなく、ばらつきのあった目利きという品質管理を標準化させるだけでも価値があるというのに、そこへきて省人化、効率化まで達成するという素晴らしいプロジェクトです。
漁業は大変な仕事なので、人手不足もこれから加速するでしょうし、今後の漁業を考えるとこの導入は大正解かと思います。
ゆくゆくはすべての魚を選別できるようになれば、どこで・どの時期に・どの魚がたくさん獲れるかどうかわかるだけでなく、それをデータベース化してより効率的な漁業につなげることができることでしょう。
実に夢のある事業ですが、ここで少し未来の漁業について考えてみたりして。
未来の漁業について考えてみる
ここからは私の想像する未来の漁業です・・・
・・・
ハブ的なAIには全国から魚の注文が毎日入ってきます。
その情報を元にハブ的なAIは最適な漁獲計画を策定し、全国の港のAIが搭載されている船に指令が出ます。
そして、港からAIが搭載された無人船が出発します。
ハブ的なAIから送られたデータをもとに、最適な漁獲ポイントまで向かい、ソナーで魚がいるかどうかを確認します。
返ってきた魚影から魚の種類をAIが判別し、お目当ての魚がいるようなら自動で魚を獲ります。
獲った魚はその場でAIが搭載された魚判別システムにかけられ、何がどこで、どの状況で獲れたかがハブ的なAIに送られ、データが蓄積されます。
船はハブ的なAIから出された指令を達成すると港に帰り、所定の位置に獲れた魚を格納すると、必要なものが必要なところに行くように自動で仕分けが行われます。
そして、自動運転車に積み込まれて、全国へと配送されていく・・・
・・・
これは適当に考えた私の妄想ですが、こんなのが今後実現したらすごいですよね。
データを蓄積することでその莫大なデータをもとに、最適な漁業ペースを把握でき、特定の生物獲りすぎて絶滅に追い込む、なんてこともなくなります。
それに、珍しい魚が獲れたら自動で魚の研究所へ連絡がいくようにすれば、研究開発にも多大な貢献をするでしょう。
そんなデータベース計画の大きな一歩が今回の自動判別システムだと思うんですよね。
今後の未来の明るさを感じさせる素晴らしいニュースだなぁと思ったのでした。
まとめ
まー色々と書いてきましたが、結局何が言いたかったかというと、
やるじゃん
ってことです。
こういう税金の使い方できるんですね。
びっくりしました。
無駄な公共事業に投資をするんじゃなくて、国じゃないとできない規模の研究とか、取り組みとか、そういうことにお金を使ってほしいです。
無駄を削減して、未来のためにお金を使うことのできる、優秀な若い政治家が出てきてくれることを願うばかりですね。
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