ヘッドスライディング、みなさんご存知でしょうか。
高校球児の大好きなあれです。
「思い出ヘッスラ」は夏の風物詩でもありますが、そのヘッスラについて衝撃の事実が判明しました。
ヘッドスライディングとは何ぞや
ヘッドスライディングとは、頭からスライディングすることを言います。
スーパーマンみたいなやつですね。
そのヘッドスライディングをこよなく愛するのが、高校球児です。
高校球児は1塁へ頻繁にヘッドスライディングするのですが、それはなぜかというと、気持ちでセーフになろうとするからです。
気持ちでセーフになるわけはないんですが、一生懸命な気持ちが審判の気持ちを動かしてセーフに見えやすい、なんてうわさが流れていたりします。
たしかにヘッドスライディングすると、ごちゃっとなるので誤魔化せるような気がしないでもないんですよね。
しかしながら、ヘッドスライディングは怪我の危険が伴うというリスクがあります。
それに加えて1塁への到達タイムはヘッドスライディングよりも駆け抜けたほうが速いと言われているのです。
あれ?ヘッドスライディング意味なくね?
と思ったあなた。
実にクールです。
駆け抜けたほうが1塁へ速く到達することができ、また怪我のリスクも少ないのです。
実に論理的ではありいませんか。
というわけで、高校野球でもヘッスラはやめよう!という流れが出来上がってきていたのですが・・・
実はヘッスラの方が速い
■実験者
立命館大学スポーツ健康科学部の岡本直輝教授ら■対象者
立命大準硬式野球部の部員15人■実験内容
本塁から一塁までを走り、トップスピードになる一塁の7メートル手前から、ベースに触れるまでのタイムを光電管装置と240分の1秒まで撮影できるハイスピードカメラで測定。■実験結果
1人3回の平均値を比べた結果、ヘッドスライディングの方が速かった選手は12人、駆け抜けた方が速かったのは3人。
統計全体でもヘッドスライディングの方が0・04秒ほど早く、距離に換算して30~40センチの差になるという。
またスライディング動作を解析すると、ヘッドスライディングする方が速い選手ほど、手を着く場所がベースに近く、踏み切りの足よりも頭が大きく前に出る傾向が分かった。引用:京都新聞
なんということでしょう・・・
つまり、ヘッスラの方がセーフになるということじゃないですか!
今までの高校球児たちの気持ちは正しかったんですねー
ヘッスラはセーフの確率を上げるだけでなく、味方の士気も上がるという素晴らしいメリットがあるというわけですね。
しかしながら、忘れてはいけないポイントがひとつあります。
それは、ヘッドスライディングは怪我のリスクが高いということです。
この実験結果によると、手を地面に着く位置がベースに近い方が速いということでしたが、これは実に危険です。
ベースに近づけば近づくほど、スピードに乗ったままベースに倒れ込むことになるので、1塁手との交錯や、ベースに体をぶつけて怪我をする確率が高くなります。
そこをしっかり認識して、ヘッスラを行いたいものですね。
ちなみに、イチローは絶対にヘッドスライディングをしないそうです。
なぜかというと、怪我をする確率が高くなるからだそう。
世界一のリードオフマンがそう言っているということを、高校球児には認識してもらいたいものです。
まとめ
まー色々と書いてきましたが、結局何が言いたかったかというと、
イチローかっこいい
ってことです。
今期からマリナーズに復帰とのことで、実に楽しみですね。
やっぱりマリナーズのユニフォームが似合うなと思いました。
レギュラーでプレーする姿を見たいものですね。
実に楽しみなシーズンになりそうです。
コメント